西武移籍の松原聖弥は2軍調整 渡辺監督代行「ユニホームが間に合っていない。ジャイアンツのを着るわけにはいかないので」
巨人から西武にトレード移籍した松原聖弥外野手(29)が25日、ベルーナドーム内で入団会見に臨んだ。背番号は「35」に決まった。 「ここ2、3年(巨人で)くすぶっていたので、またチャンスが来たという思い。石川慎吾(現ロッテ)さんのように、移籍先で巨人時代より活躍されている方もいるので、新天地で〝もう一度、やってやろう〟という気持ちが一番強い。(巨人の)阿部監督からも『チャンスだから』という言葉をいただきました」 21年には27試合連続安打、12本塁打でレギュラーをつかみかけたが、22年以降は思うような活躍ができなかった。 宮城・仙台育英高時代も控え選手で、2017年育成ドラフト5位で巨人に入団。それだけに「〝雑草魂〟じゃないけど、少しぐらいの挫折では挫けない。(巨人を離れる)寂しさ、悔しさもあるが、(野球人生の)ターニングポイントだと思うので、レギュラーを目指して頑張りたい。走攻守全てがアピールポイントで、1番打者が理想です」と力を込めた。 今季はファームで出塁率・407を残すだけに、〝起爆剤〟として即1軍スタメン出場も期待される。だが、渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)兼監督代行(58)は「ユニホームが間に合っていない。ユニホームがないので。ジャイアンツのユニホームを着るわけにもいかないので、まだです」。当面は2軍調整となり、〝その時〟を待つ。(東山貴実)