水原一平被告、無表情で沈黙 形式的な無罪主張…今後は
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ドジャース大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告が14日、ロサンゼルスの裁判所に出廷し、起訴内容について無罪を主張しました。そして、報道陣の問いかけには一切答えませんでした。中継です。 ◇ 事件発覚後、初めてカメラの前に姿を見せた水原被告は、報道陣の質問には一切答えず表情を変えることもありませんでした。 水原一平被告は違法な賭博の借金返済のために、大谷選手の口座から無断で1700万ドル、日本円で26億4000万円あまりを不正に送金した罪などで起訴されています。 水原被告は法廷で裁判官のいくつかの質問に「はい」と応えるなどした後、最後に「Not Guilty」と無罪を主張しました。 ――水原被告の法廷での様子はどうだったんでしょうか? 14日、私たち報道陣はセキュリティー上の理由で別室で音声のみでの傍聴となりました。 唯一、入廷が許された法廷画家によると水原被告はまっすぐ前を向き「感情的なものは一切感じさせず終始、落ち着いた様子だった」ということです。 ――無罪主張ということですが、今後どうなるのでしょうか? 今回の無罪主張はあくまで形式的なものです。 司法省によると、水原被告は2件の罪を認める司法取引に応じていますが、水面下の交渉が続いているとみられ、今後、数週間以内に有罪の答弁を行う見通しです。 銀行詐欺と虚偽の納税申告で最長で禁錮33年が科される可能性がありますが、かつて金融犯罪を扱った元連邦検事のエディー・ハウレギ弁護士によると量刑は4年9か月から5年11か月程度とみられ、量刑の言い渡しは数か月以内だろうとしています。