教育熱心なワーママたちが実践する、子どもの「家庭学習」を習慣にするための3つの工夫
子どもには毎日勉強してほしいけれど、仕事をしていると忙しくて、毎日の家事や育児で手一杯。やらなきゃいけないことに追われて、子どもの勉強を見る余裕なんてない。 【頭のいい子の育て方】成績を伸ばすために、トップレベルの子どもの親が絶対にやらないこと 今や、18歳未満の子どもを育てるワーママの割合は、約72.4%と言われています。(厚生労働省2019年国民生活基礎調査より)実際、私のまわりにも働いているママが多い印象があります。長男は小学校受験をして国立小学校に通っており、比較的専業主婦が多いのですが、それでも仕事をしているママが徐々に増えてきています。 仕事をしていると、忙しくて余裕はない。とはいえ、ワーママだからといって、子どもの家庭学習も諦めたくない。そんな教育熱心なママたちがいるのも事実。今回は、教育熱心なワーママ600人以上を対象に、家庭学習を続けるために工夫していることについてアンケートを取りました。
ワーママの約7割が家庭学習をしている
ワーママ883人にアンケートを取ったところ、「仕事をしながら家庭学習もしている人」は616人 。つまり、ワーママの約70%が、働きながら子どもの家庭学習をしていることがわかりました。 時間に余裕がない中、いったいどのような工夫がされているのか? 教育熱心なワーママたちに詳しく話を聞いてみました。
ワーママが家庭学習を続けるために工夫していること
①朝に学習する ワーママの約半数が取り入れていたのが、朝学習。帰宅後は親も子も疲れていて余裕がないため、「朝に学習時間を設ける」という意見が圧倒的に多くありました。そもそも、帰宅時間が遅くなるので、「夜は学習する時間も余裕もない」というママがほとんど。 ・朝早く起きて、登校、登園までの時間に公文などプリント学習 ・小1の娘は、朝5時に起きて学習とピアノの練習をする ・子どもの学習を見ながら、ママは化粧や準備をする ・朝に終わらなかった分の学習のみ、夕方にする ・帰宅後は疲れていたり、習い事で時間が取れない 朝学習をスムーズに進めるために、「前日の夜、朝やる分のワークを準備して机に並べておく」という意見も。また、朝はママがしっかり学習を見るために、「早く起きて保育園や仕事の準備、洗濯などの家事を終わらせる」という意見もありました。 ②家事は完璧にしない 次に多かったのが、家事を完璧にしないこと。全て完璧にしようとすると疲れてしまうので、「家事も育児もほどよく手抜きする」という意見が多くありました。また、「パパと協力してこなす」という意見も。ママひとりだけ頑張るのではなく、パパも一緒に頑張るのが一番ですよね。 ・家事や育児は完璧にしない。そうすると心に余裕が生まれる ・料理は作りおきか、冷凍食品に頼る ・時短家電をフル活用 ・パパと協力する。家事も育児も家庭学習も、やれるほうがやる。 ③学習アプリでスキマ時間を活用 平日はまとまった時間が取れないので、「スキマ時間に学習している」という意見も多くありました。そのために、知育アプリや学習アプリを活用している方も。最近の学習アプリは、性能も良くて学びになるものがたくさんありますよね。わが家もよく利用していますが、うまく活用することで、子どもは楽しみながら学習できるし、親は心に余裕が生まれる……と、双方にとって良い影響になっています。 また、風呂場に貼る学習ポスターで湯船に浸かりながら学習するなど、「ながら学習を取り入れている」という意見もありました。忙しいワーママだからこそ、便利なアイテムをフル活用することが大切だなと感じます。 ・平日は時間を取れないので、スキマ時間にしっかり教える ・アプリは今まで避けてきたけれど、今は学習アプリに頼っている ・お風呂場やリビングに貼った学習ポスターで「ながら学習」をしている