イベントの参加者

　10月に実施される自転車ロードレース「マイナビ　ツール・ド・九州2024」のコースを走る参加型イベントが11日、福岡県宗像市で実施された。県内外から集まった10代～60代の50人が「道の駅むなかた」を発着点とする約22キロのコースでサイクリングを楽しんだ。 ■リオ五輪金メダリストが大胆イメチェン【写真】 　イベントは福岡を拠点に活動するプロ自転車チーム「VC FUKUOKA」が主催。参加者はマイナビ ツール・ド・九州2024の最終ステージとなる宗像エリア・玄界灘沿いの景色を楽しみながらペダルをこいだ。

玄界灘の風を受け・地島を向こうにサイクリングする参加者

　標高120メートルの急な坂道を約1.3キロ上る「ヒルクライム」のタイムトライアルもあり、福岡県朝倉市の会社員、大楠晶博さん(37)が優勝。「約3カ月ぶりに、サイクルイベントに参加した。海沿いの景色が良くて、走りやすかった。ツール・ド・九州の観戦も楽しみです」と清々しい表情を見せた。 　「VC FUKUOKA」の佐藤信哉監督は「ヒルクライムというと本格的な競技志向に聞こえるが、クロスバイクの初心者や、中学生や女性、Eバイクで参加する高齢者など、幅広い方々に楽しんでもらえた。6割以上の方が初参加で驚きました」とサイクリストの広がりに喜んでいた。 　9月16日には福岡県岡垣町をスタートするコースで同様のイベントが行われる予定。参加者50名を募集している。申し込みは「VC　FUKUOKA」HPから。