そろそろ常識「シェアサイクル」 まだまだ知られていない“便利な使い方”3つとは
もっと便利な活用法3つ
ちょっとした移動以外では、どのような活用方法があるでしょうか。 比較的知られた例としては、ウーバーイーツなどの配達員として利用するケースです。シェアサイクルで導入されている自転車はほぼ電動アシスト式タイプなので、急な坂道や重い荷物を背負った場面でも頼もしい推進力。自身で購入しようとすると10万円以上の出費も覚悟しなければならない電動アシスト自転車ですが、シェアサイクルなら必要なときに必要な時間だけ使えます。 ぜひ試してみたいのは、旅行先での活用です。自転車なら小回りが利くので、ちょっと立ち寄ってみたい近隣スポットも諦めずに済みます。駐車場が見つからず焦ることもなく、偶然見つけた路地裏で記念撮影することも可能。 特に大都市や観光名所が集中している場所では、シェアサイクルを利用することで自由度の高い観光が楽しめて、コスパもタイパも良く広範囲を回れます。 もう一つ、意外に便利な使い方としては電車が何らかの事故などで運休してしまった場面です。 例えば自宅の最寄りまであと3駅のところで電車が止まってしまった場合、運転再開を待つと約1時間、駅前のサイクルステーションから自宅近くのサイクルステーションまで自転車で走れば約15分。早く帰宅したい日なら特に、シェアサイクルを選ぶのが正解ではないでしょうか。 まだまだ便利な活用方法が発見されそうなシェアサイクル。何より、普段は電車や車で通り過ぎてしまう町並みを自転車で眺めながら走るのもなかなか気持ちの良いものです。
岩井なな