福島市・信夫山の「北限のゆず」 東稜高生らが収穫 加工し商品化へ 12月に販売会
かつて「北限のゆず」と呼ばれた福島市の信夫山のユズの収穫が21日、現地で行われた。福島東稜高の生徒やユズ農家、県北地方の菓子店関係者らが参加し、爽やかな香りが漂う実を丁寧にもいだ。 昨年始まったプロジェクトの第2弾。東京電力福島第1原発事故の影響で出荷制限が続いていたが2022(令和4)年3月の解除を受けて始まった。前回はわらじパイやマカロンなどに加工して販売した。今回収穫したユズも菓子店が加工して商品化する。12月14日に道の駅ふくしま、同24日にハシドラッグ3店舗で販売会を開く。 「ゆずガール」と銘打って活動する福島福島東稜高キャリアデザインコースの2年生9人は、農家の手ほどきを受けながら一つ一つ収穫した。北川妃那さんは「香り良く育ったユズの魅力を子どもからお年寄りまで多くの方に伝えたい」と話した。 (県北版)