ジャイアンツの”起爆剤”に…?巨人、1軍定着が待たれる有望株(6)ファームでは“無双状態”で
シーズンも佳境を迎えている2024年のプロ野球。読売ジャイアンツは、熾烈な優勝争いを繰り広げている。残り少ないゲームで白星を重ねるためには、起爆剤となる選手の台頭も望まれるところだろう。今回は、一軍定着が待たれる巨人の若手有望株を紹介したい。(※今季成績は9月10日時点)
中山礼都
投打:右投左打 身長/体重:182cm/82kg 生年月日:2002年4月12日 経歴:中京大中京高 ドラフト:2020年ドラフト3位 一軍定着に至っていない中山礼都だが、シーズン終盤に存在感を放っている。 中京大中京高では、1年夏からベンチ入り。髙橋宏斗(現:中日)らとともに2年秋には明治神宮大会を制した。 最後の夏は新型コロナウイルスの影響で、甲子園大会が中止になったが、その後に開催された「プロ志望高校生合同練習会」に参加。打撃・守備の両面でアピールした結果、ドラフト3位で読売ジャイアンツから指名を受けた。 ルーキーイヤーからファームで一定の成績を収めると、昨季は一軍で自己最多となる78試合に出場。しかし、門脇誠が遊撃のポジションを手中に収めたこともあり、スタメン定着とはならなかった。 今季は、ファームでは67試合に出場し、打率.332、4本塁打と圧巻の数字をマーク。 一方で、一軍では力を発揮できずにいたが、9月7日に昇格し、いきなり代打で同点タイムリーを記録。さらに、次戦ではスタメン起用に応えるマルチ安打を放った。 このまま攻守にアピールを続け、一軍の重要戦力となりたい。
ベースボールチャンネル編集部