愛知県のコロナ感染者数、5類移行後初めて減少 大村知事「ようやく頭打ちの感じ」
愛知県のコロナ感染者数、5類移行後初めて減少 大村知事「ようやく頭打ちの感じ」
愛知県の大村秀章知事は10日、県庁で記者会見を行った。新型コロナウイルスの1週間の感染者数報告で、3カ月前の「5類」移行による定点把握が始まって以来、初めて前週を下回ったことを明らかにした。大村知事は「全国的な傾向を見ても、ようやく頭打ちにはなってきたのかなという感じはする。これで減っていってくれればありがたい」と述べた。 【動画】愛知県・大村知事が会見(2023年8月10日)
「第9波」入りは強調、「お盆明けの状況見る」
この日報告されたのは県内195の定点医療機関から報告された7月31日から8月6日までの1週間のコロナ感染者数。総報告数は3874人で、1医療機関あたりでは19.87人。前週(7月24~30日)の20.82人に比べて0.95ポイント下がった。これは5類移行前を含めても4月の最終週以来、14週間ぶりの減少となった。入院患者数も8月9日時点では593人で、1週間前より41人減った。 大村知事は7月半ばからの感染拡大傾向を「第9波」としており、今回も「ちょっとは減ったが、明らかに9波と言っていい」と強調。8月8日には県のコロナ対策本部会議を開き、お盆の時期で移動の多くなる県民に「熱中症に注意しながら、場面に応じて換気や手洗い、マスクの効果的な場面での着用などの基本的な感染防止対策をとっていただくとともに、ワクチン接種についてのご検討を」と呼び掛けるメッセージを発出していた。 大村知事は「お盆中は医療機関も休みのところが多く感染報告も減ると思うので、お盆休みの明けの状況をよく見たい」とした。
全国知事会会長選立候補表明の宮城・村井知事に「応援します」
9月に予定されている全国知事会の会長選で、宮城県の村井嘉浩知事が立候補を表明したことについて、「今日の昼ぐらいに村井さんから電話が来たので『ぜひ頑張ってください、応援しますよ』と言った」と明かした。 同会長選を巡っては、現会長を務める鳥取県の平井伸治知事が続投しない意向を表明。大村知事は「平井さんが(次も)そのままやられると思っていたので驚いた」とした上で、「私のところにも『やったらどうか』と何人かから声をいただいた」という。 しかし、北海道・東北ブロックの知事たちが村井知事を推しているとして、「一致結束してやるなら、みんなで応援して盛り上げていければ」と述べた。 (関口威人/nameken)