センバツ高校野球 常総学院 選手紹介 才能秘めた努力家 佐藤剛希捕手(1年) /茨城
先輩に交じり、「技術も、練習準備の早さなど姿勢も勉強になる」と励む下級生。正捕手の片岡陸斗(2年)らの配球や声かけを観察し、気付いた点を書き留めたり練習後に意図を尋ねたりして引き出しを増やしている。元プロ野球選手の父謙治さん(52)から「基本を大事に」と口酸っぱく言われ、素振りやキャッチボールでも手を抜かない。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 初めて代打起用された昨秋の関東大会・準決勝の作新学院(栃木)戦。5点を追う八回2死走者なしの場面で、ファウルで食らいつき四球をもぎ取った。 「大歓声を浴びて打席に立つのはワクワクした」と振り返る一方で、「ヒットを打ちたかったが、(次打者に)つなぐ事を意識した」と冷静な面も。島田直也監督(53)が「野球センスの塊」と評する才能は開花するか。=つづく ……………………………………………………………………………………………………… ◇佐藤剛希(さとう・ごうき)捕手 石岡市立石岡中出身▽176センチ、70キロ▽右投げ左打ち