山梨県の吉田ルートで富士山の山開き 一人2000円の通行料 静岡県は…
山梨県の吉田ルートで1日山開きとなった富士山。いっぽうで、県警は6月30日、火口で発見された2人の遺体の搬送を完了しました。 富士山の静岡県側で6月24日に発見された3人の遺体。天候の影響などから、6月26日に1人を搬送し、残る2人が30日搬送されました。 警察によりますと新たに搬送された2人はともに男性で、1人は身長165cmほど、青色のジャンパーと灰色のズボンを着用していて、もう1人は身長およそ185cm、緑色のジャンパーと灰色のズボンを着用していました。 富士山では2023年12月と2024年1月に男性2人が行方不明になっていて、警察が身元の確認を急いでいます。 山梨側の吉田ルートでは1日山開きを迎えました。近年、人気が高まっている富士山観光。前日も吉田ルートには大勢の観光客の姿が・・・。そのほとんどが外国人でした。 登山客(台湾から ※山小屋予約済み): 「きょうは8合目まで登って、山小屋に泊まります。」 ただ、中には山登りをするとは思えないほど軽装で登山道に入っていく人も。近年、富士山で問題となっている「弾丸登山」。そのため、今年から山梨県では「1日上限4000人の通行規制」と「1人2000円の通行料」という新たなルールを設けています。 いっぽうで、静岡県側では2024年から登山ルートや宿泊する山小屋などを事前に登録するウェブシステムを試験的に導入します。富士登山の県内ルートは、10日に山開きとなります。