帝京大が1敗死守で4連覇に望み 明大から7トライに相馬監督「これからも質の高い準備を」/関東対抗戦
ラグビー関東大学対抗戦(17日、秩父宮ほか)2試合を行い、前戦で早大に敗れた帝京大が明大から7トライを奪い、48-28で破って5勝1敗とし、4連覇に望みをつないだ。今季初黒星の明大も5勝1敗となり、全勝は開幕5連勝の早大のみとなった。明大は12月1日に国立競技場で、早大との100度目の定期戦に臨む。青学大は日体大を36-19で下して2勝4敗、日体大は6戦全敗となった。 キックオフから赤いジャージーの帝京大が容赦なく襲い掛かった。明大防御の弱点である大外へとボールを運ぶ。前半6分にはラインアウトからの左展開で、WTB生田がライン際を疾走する先制トライ。難敵に今季初黒星をつけた。 11月3日には早大に17-48で完敗した。FL青木主将(4年)は「個々で戦ってしまい、チームとしての力がなかった。今日は自分たちから仕掛けようという気持ちを出すことができた」とうなずいた。 昨年までの対抗戦、全国大学選手権3連覇の主力で、負傷していたFB小村真也(4年)らが復帰。戦力が整ってきた。相馬監督は「小村は試合を変える力を持っている。これからも質の高い準備を繰り返したい」と、4季連続大学日本一への巻き返しを見据えた。(田中浩)