定年後の生活費は「6000万円」必要!? 年金が「月8万円」、退職金「1000万円」、貯金「500万円」の場合、老後はいくら稼ぐ必要がある? 必要な金額を試算
実際は不足額が多くなる可能性もある
これらの試算はあくまで収入や支出、預貯金の資産価値が一定の場合を想定したものであり、実際は不足額が拡大することもあります。最低限必要な生活費は変わらなかったとしても、大きな病気やけがの発生などで不測の事態が起こると出費が増え、将来的な資金繰りに大きな狂いが発生するかもしれません。 物価上昇や社会保険制度変更などで資産が目減りしてしまう可能性もゼロではありません。これらを総合的に考慮すると、貯金や退職金は事実上「ないもの」として考えて、60歳以降もできる限り働いて収入を確保することも大切かもしれません。
まとめ
本記事では、60歳で定年を迎えるとき、貯金と退職金の合計額が1500万円あっても85歳まで生きる場合は年金以外で収入を得る必要があるのかを解説しました。 退職時に資産が数千万円単位で存在すると「少しくらい散財しても問題ないだろう」と思われるかもしれませんが、想像以上に預貯金が減る可能性も考慮して年金に依存しない仕組みを構築することをおすすめします。 出典 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2022年(令和4年)平均結果の概要 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部