国民民主・玉木代表「離党についての連絡は一切なく、離党届が内容証明郵便で」 前原氏離党の経緯を語る
国民民主党の玉木雄一郎代表が12月5日、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」に出演。前原誠司代表代行の離党について語った。
前原代表代行の離党について、本人からの連絡はなく、離党届が内容証明郵便で届く
飯田)臨時国会がいよいよ大詰めになりました。やはり前原氏の話になりますが、お忙しかったようですね。 玉木)求めているわけではありませんが、さまざまなことが起きますので、忙しかったです。 飯田)前原代表代行が党を出るという一報は、ご本人から連絡があったのですか? 玉木)いまに至るまで何の連絡もないですね。私だけではなく、他の幹部にもありません。 飯田)榛葉賀津也幹事長などにもないのでしょうか? 玉木)12月4日にようやく内容証明郵便で離党届が届いたのを確認しました。 飯田)離党届は内容証明郵便で送るのですか? 玉木)あまり聞かないですよね。 飯田)内容証明郵便というと裁判など、物々しい感じがしますよね。 玉木)さまざまな意味で残念です。
政策実現のためにときには与党とも協力する
飯田)今年(2023年)代表選挙があり、胸を開いて政策議論をされましたが、路線対立もあり、注目されていましたね。 玉木)与党や政府との向き合い方は、野党第1党であれば対決できるのですが、それだけではなかなか政策が実現しないので、さまざまな戦略や技を組み合わせる必要があります。そのなかで我々は「政策実現」にこだわり、他の野党もそうですが、ときには与党とも協力しながら実現に向けて進む。選挙で約束したことを実現しなければ、我々のような小さな政党は存在意義が問われますので、政策実現にこだわってきたのです。 飯田)政策実現に。 玉木)いまも話題になっていますが、トリガー条項の凍結解除によるガソリン減税や値下げについては、いろいろな政党があるなかで、2年前の衆議院選挙でガソリン減税による値下げを掲げたのは我が党だけなのです。 飯田)そうなのですね。 玉木)去年(2022年)2月のロシアによるウクライナ侵攻以降は、すべての党が「エネルギー価格を下げろ」と言い始めましたが、我々は2021年の衆議院選挙で掲げています。「選挙で言ったことは死に物狂いで実現する」という姿を見せないから、政治に対する信頼がなくなってきているのです。 飯田)そうですね。 玉木)小さい我が党が生き残る戦略は、言ったことはやるということです。「小さいけれど、この党に託せば何かが実現できる」ということを、結果で見せていくしかないと思います。