カギは“ニュータウン開発”…県都より幸せ?「街の幸福度」と「住み続けたい街」ランキング2024
賃貸アパートやマンションの管理などをてがける大東建託が、全国の自治体を対象に行った「街の幸福度ランキング」と「住み続けたい街ランキング」が30日に発表されました。 【画像】自治体ごとのランキング 石川県では、かほく市が県庁所在地の金沢を抑えて石川県で共に1位になりました。 ■「住み続けたい街」北陸トップのかほく市 調査は、全国の各自治体に住む人が対象です。 「街の幸福度ランキング」は幸福度を10段階で評価します。石川県では1位、かほく市(去年10位)2位、小松市(去年8位)3位、白山市(去年14位)という結果になりました。 これらの順位に加え、「誇りがある」、「愛着がある」、「住み心地」、「住みたい」の4つの設問を加えて回答を集計したものが「住み続けたい街ランキング」です。 石川県では1位、かほく市(去年2位)2位、野々市市(去年1位)3位、金沢市(去年9位)という結果になり、かほく市と野々市市は北陸3県のなかでも1位と2位にランクインしました。 ■「幸福度の高さ」は家族世帯にあった?専門家に聞いてみた 調査をした大東建託によりますと、かほく市民からは「ショッピングモールが近く緑も多い。住みやすい」といった声や「子どもの医療費が高校生まで無料」といった声が聞かれました。 麗澤大学の教授で、大東建託賃貸未来研究所の宗健フェローも、かほく市、野々市は家族を持つ世帯が多く金沢市に近い「便利なところ」と評価します。 宗健フェロー「幸福度は、結婚して子供がいて、一定の経済的な余力があって、蹴族仲良く暮らしている方が幸福度が高い傾向があるので、そういう人たちが集まっているとして、幸福度が高いという事が言えると思います。かほく市は、イオンモールがあって、郊外で、車での生活が便利。野々市市も金沢市の近くの新興住宅地で、商業施設が集束して便利です」 ■カギはニュータウン開発?担当者が語る「高評価のワケ」 さらに宗さんは全国的な傾向として若い世代が移り住む「ニュータウン開発」がうまくいくと高い評価になる傾向があると話します。
かほく市の人口は2015年度から9年連続で増加していて2023年度は出生数も過去最多タイを更新しています。 定住促進や子育て支援策への注力が功を奏した形と言えそうです。
北陸放送