小林旭「本気でライバルだと思ってない。とてもじゃないけどかなわない」石原裕次郎さんへの思い
俳優の小林旭(86)が3日、NHK「うたコン」(火曜午後7時57分)にVTR出演。生誕90周年企画として、石原裕次郎さんへの思いを語った。 【写真】和やかに談笑する石原裕次郎、小林旭ら(1977年4月撮影) 小林は当時、人気を二分する存在と紹介されながらも「ライバルだと言ってもらえるだけありがたい」とした一方で「こっちは本気でライバルだと思っていない。とてもじゃないけど、あの人の魅力にはかなわない」とした。 人柄について「ほんわかな真綿みたいな人。どこからぶつかっても、吸収してもらえる素晴らしさがあった。ああいう性格だから軍団ができたんだろうね」と懐かしんだ。 小林は共演した、1958年(昭33)公開の映画「錆びたナイフ」が思い出深いという。裕次郎さんが手がけた主題歌も大ヒットした。 「共演したから思い出もあって、いや応なしに撮影している最中も『砂山の~』って毎日聞かされていた。難しい歌なんだけど、難しく裕ちゃんが歌ってる。いわゆる鼻歌の名人だよね。石原裕次郎のあのまろやかな世界はちょっと他の人にはできないね」とコメントした。