「1か月妻に言えなかった」中咽頭がんから復活のワッキー(51)がんの親玉が見つからず「体力自慢の自分がまさか」
■がんの親玉が見つからない…妻にも言えなかった1か月 ── 原因がわからないと、さらに不安が増してしまいますよね。 ワッキーさん:そういうことが稀にあるらしく、「原発不明がん」というのだと知りました。仕事のことがあるので、一応マネージャーには伝えたものの、しばらく周りの誰にも言っていませんでした。 ── 奥さんにも、ですか? なぜでしょう? ワッキーさん:本来、最初に伝えなくてはいけない相手ですが、がんだと告げたらものすごく心配するだろうな、ショックを受けるんじゃないかと思って、1か月くらい言い出せなくて。しかも、まだ原発がどこにあるのかわかっていない状態だったので、かえって不安にさせるだけだろうと思ったんです。
でも、さすがにそろそろ言わなくちゃと、夕飯の支度をしていた嫁さんに、「じつは俺、がんだったんだよね」と伝えたら、「あ~、そうなんだ~。あんた最近ひとりでせこせこと病院に行ってたから、なんかおかしいなと思ってたんだよね~。へえ~」と。思ったよりも、あっけらかんとした様子に、「さすがうちの嫁さん、強いなあ」とちょっと感心しちゃいました。 ── もしかしたら、ワッキーさんを気遣ってあえて気丈に振る舞っていらしたのでは?
ワッキーさん:どうなんでしょうね。もしかしたら、そういう気持ちも半分くらいあったかもしれないですけれど、僕から言わせれば、それがうちの嫁さんなので(笑)。もともとサバサバしたタイプで、キモがすわっているというか。でも、取り乱すこともなく、落ち着いてどっしりと受け止めてくれたので、僕自身、助けられました。 ── お子さんたちには伝えたのでしょうか。 ワッキーさん:伝えました。当時、下の子は小学1年生だったのでまだよくわかってなかったと思いますが、上は6年生なのできちんと説明しましたね。
がんという言葉は響きが強いので、不安にさせてしまうといけないと思い、「パパの病気は治るから心配しなくても大丈夫だよ!だってほら、こんな元気でしょ?」と。その後も、今までと変わりなく一緒に遊んだりしていたので、とくに不安そうな様子もなく、安心しました。
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