味方良介、『嘘解きレトリック』で振り回される刑事役に 片山友希はお嬢様役で初の月9出演
10月7日よりフジテレビ系で放送がスタートする鈴鹿央士と松本穂香がW主演を務める月9ドラマ『嘘解きレトリック』の追加キャストとして、味方良介と片山友希の出演が決定した。 【写真】九十九夜警察署の刑事・端崎馨を演じる味方良介 本作は、『ガリレオ』シリーズ(2007年~2022年)の演出・西谷弘とプロデューサーの鈴木吉弘のタッグで贈る“レトロモダン路地裏探偵活劇”。原作は、『別冊花とゆめ』(白泉社)にて2012年から2018年まで連載されており、累計発行部数100万部を突破している都戸利津による同名コミックだ。脚本は、武石栞、村田こけし、大口幸子が手がける。 物語の舞台は、昭和初期の九十九夜町。生まれ育った故郷の村を出た浦部鹿乃子(松本穂香)であったが、空腹で行き倒れたところを貧乏探偵の祝左右馬(鈴鹿央士)に助けられる。鹿乃子は“人のウソが聞き分けられる能力”をもっており、そのために人々から疎まれてきたが、左右馬はその能力を「探偵として素晴らしく便利」と言い、行く当てのない彼女を探偵助手として受け入れて……。 味方が演じるのは、左右馬の学生時代からの親友で、九十九夜警察署の刑事・端崎馨。貧乏ながら、気楽にのらりくらりと生活している左右馬とは対照的に、真面目に生きてきた馨は巡査部長になった今も、口がうまい左右馬からの頼みごとを断れず、振り回されながらも気付けばいつも協力している。さまざまな難事件に立ち向かう左右馬と鹿乃子にとって最大の仲間という役どころだ。 フジテレビドラマにも数々出演している味方だが、月9ドラマのレギュラーキャストを務めるのは今作が初。さらに、主演の鈴鹿、松本とはいずれも初共演となる(※鈴鹿と味方は共に『桶狭間 OKEHAZAMA~織田信長~』(2021年/フジテレビ系)に出演しているが、直接の共演シーンはなし)。 片山が演じるのは、手広く商いを行っている藤島家のお嬢様・藤島千代。家は豪邸、移動は運転手付きのリムジンと、左右馬と鹿乃子にとって別世界の住人。明るくて元気、思ったことははっきりと言い、屈託のない天真らんまんな性格。推理小説が好きで、探偵に憧れている。とあることをきっかけに左右馬たちと出会い、左右馬の探偵としての姿に憧れの念を抱くように……。原作では、松本演じる鹿乃子と片山演じる千代による探偵団の活躍も描かれている。 そんな片山は主演の鈴鹿とは初共演、同世代である松本とは『平成物語』(2018年/フジテレビ)、映画『君が世界のはじまり』(2020年)で共演経験がある。 味方と片山、プロデューサーの鈴木吉弘からはコメントも到着している。 味方良介(端崎馨役)コメント ・今作のオファーを受けた時の感想 数多くいる役者の中でこの役に選んでいただけたことがうれしいです。この役は是非ともチャレンジしたいと願っていたのでお話をいただけたときは、喜びとともに責任も感じました。 ・原作・台本を読んで、今作の印象 読ませていただいて感じたのは単なるミステリーだけでなく、レトロでノスタルジックな世界観が印象的でした。その雰囲気がどことなく懐かしさを呼び起こし、物語に深い温かさを感じることができました。嘘と真実が絡み合う中で、どのようにして答えが明らかにされるのか、その絶妙なバランスが作品全体にどう影響を与えるのかがとても楽しみです。 ・月9初レギュラー出演への意気込み 月9というワードは幼い頃から耳にして育ってきているので、レギュラー出演というのはやはり特別な感覚ではあります。この道を作り上げてきた方々に感謝し、今作で自分ができること以上のことを精一杯やる限りです。 ・主演の鈴鹿央士、松本穂香の印象 鈴鹿さんと松本さんの人間力が、作品に深みと個性を与えていると感じます。鈴鹿さんはリハーサルを通じて“祝左右馬”に憑依し、その人物像に奥行きを加えていく様子が印象的で、一方、松本さんは確固たる存在感で"浦部鹿乃子"の魅力を引き出し、説得力を与えています。お2人の演技が作品の個性をさらに際立たせ、視聴者に強い印象を残してくださるはずです。 ・演じるうえで心がけようとしていること オーバーになりすぎず、左右馬との心の距離感、安心感、友情というものがリアルに届けられるように今絶賛模索しているところです。左右馬のリズムをきちんと感じられる人間でいたいです。 ・視聴者へのメッセージ 撮影前のリハーサルを経て、監督との密なコミュニケーションを取ることができ、作品やキャラクターへの理解が深まりました。緊張感や好奇心、さまざまな要素が加わり進んでいく今作に携われてうれしいです。今後この作品がどのように形作られていくのか、皆さんも是非楽しみにしていてください。 片山友希(藤島千代役)コメント ・今作のオファーを受けた時の感想 母親が原作漫画のファンで、その原作のドラマに出演できるので、“母親が喜んでくれるかな?親孝行になればいいな”、という気持ちになりました。 ・原作・台本を読んで、今作の印象 髪型や衣装が原作漫画を忠実に再現していて、とてもわくわくしました。まだ撮影前ですがこの台本をより面白いものに出来たらいいなと思いました。 ・月9初出演への意気込み 昔からフジテレビのドラマと言えば“月9”という印象があるので、その月9に出演できるのがとてもうれしいです。 ・主演の鈴鹿央士、松本穂香の印象 鈴鹿さんは共演経験がないので、どんな人なのかなと緊張しています。松本さんとは何度かご一緒したことがあり安心しています。お2人とどんなお芝居が一緒にできるのか今からとても楽しみです。 ・演じるうえで心がけようとしていること リハーサルをした時に私が演じる千代のイメージについて監督と話したのですが、千代は私が想像していた何倍も可愛らしくて面白い人なんだなと感じました。ユーモアたっぷりにみなさんにお届けできたらいいなと、私自身も楽しみながら演じたいです。 ・視聴者へのメッセージ これまで演じたことがないご令嬢という役柄で、演じるのが楽しみです。撮影前からとても面白い作品になるだろうな、とても面白い役にしたい、と思っています。みなさんにも楽しんで見て頂けたらうれしいです! 鈴木吉弘(プロデュース)コメント 原作の魅力的なキャラクターをどの方に演じていただくかという選択は、大きなプレッシャーのかかるプロデューサーの重要な仕事ですが、今回は絶対の自信を持ってお2人をご紹介します。味方良介さんも片山友希さんも5年以上前に初めて知ってから、いつかご一緒したいとずっと思い続けてきた魅力あふれる俳優さんたちです。正直すぎてどこか笑えるほど一本気な警官を演じる味方さんは、舞台を中心にさまざまな役柄を演じてきた実力派。フジテレビの『教場』以降、テレビでも引く手あまたの活躍をされています。はち切れそうなパワー全開で突っ走る令嬢を演じる片山さんは、作品ごとに違った表情を見せてくれる多面体女優。先日からリハーサルが始まっていますが、今作でもこれまでに見たことのない一面を見せてくれます。鈴鹿央士さん、松本穂香さんとともに、次世代をけん引するフレッシュで力強い顔ぶれがそろいました。
リアルサウンド編集部