フェラーリまさかのQ2敗退。ルクレール困惑隠せず「僕たちはスピードが足りなかった」
2週間前のF1モナコGPで勝利したシャルル・ルクレールとフェラーリは、モナコと同様に低速コーナーと縁石への対処が重要となるF1カナダGPでも優勝候補だと目されていた。 【動画】角田裕毅、2025年RB残留決定に喜びのコメント しかしルクレールもチームメイトのカルロス・サインツJr.もQ2に進出できず。ルクレールが11番手、サインツJr.が12番手からのスタートとなってしまった。 ルクレールはフェラーリのペースが”今ひとつ”であることを認め、最終プラクティスでマシンに異変を感じたと語った。 「僕たちにはスピードが足りなかったんだ。不運にもそういうことなんだ」 「ドライのFP3からスピードが無くて、予選でも同じだった。今のところは説明できないよ。FP3ではすでに何かが間違っていると感じていたけど、何が間違っているのか知ることができなかった」 「特に第1セクターのグリップが非常に悪く、第1セクターで滑ってしまうと雪だるま式に悪化して、マシンのパフォーマンスを引き出すことができなくなってしまうんだ」 ルクレールは、最近のフェラーリの躍進を考えると、この結果はショックだったと認めた。 「とても驚いたよ。予想もしていなかったことだし、がっかりしているのは明らかだけど、僕たちには明日のレースがある。レースでは予選で抱えていた問題は少し違ってくると思う」 サインツJr.もまた、フェラーリのパフォーマンスがなぜ消えてしまったのか不可解に思っていたようだが、彼は様々な要因が絡み合って苦戦しているのだと考えている。 「今言えるのは、グリップ不足と、モナコのときほど乗り心地が良くないということだ」 「このふたつの理由から、カナダはモナコよりトリッキーに思える」 「FP3のときから、自分たちが遅いとわかっていたし、今週末は厳しい戦いになると思っていた。優勝争いやポールポジション争いをするところからQ2敗退になるとは思ってもみなかったけど、これがF1なんだ」 「もっと悪いことが起きるのも見たことがある。なぜここで苦戦しているのか、もう一度よく分析してみるつもりだ」
Pablo Elizalde