避難所生活で体に不調を感じ…用意しておけばよかったモノ 2位と1位は?
震度7の能登半島地震で年が明けた2024年。まだ避難所生活を強いられている人がいるが、決して他人事ではない。南海トラフ巨大地震はじめ、いつ大地震に遭遇するか分からないのが現実だ。その日に備え、何を身近に準備しておけばいいのか。こればかりは避難所生活を送った人に聞いておくのが一番だろう。 【写真】離職後、定年後は何をしたい? 第2位「まだ考えていない」…では第1位は? 第一三共ヘルスケアではこの10月、北陸地方をのぞく日本全国の避難所生活経験のある1010人と、経験のない1056人に防災意識に関する調査をインターネットで実施(調査実施機関=株式会社インテージ)。避難所生活で体に不調を感じた経験者に「用意しておけばよかったもの」を聞いたところ、5位は「石けん、シャンプーなどの洗浄料」。3位の「歯磨きセット」とともに、衛生的な生活を送るために、毎日欠かせないもの。きれい好きな日本人は1日でも使えないと、大きなストレスになり体に不調を起こしそうだ。避難所に備えられていたとしても、周囲と共有しにくい。自分が使うものは自分で用意したい。 4位は「栄養価の高い食料」。ただ空腹を満たせばよいという食事では避難所生活が長期間に及ぶと体に不調をきたす。厳しい生活を乗り越える力も出ない。自分の好みに合い、かつ栄養価の高い備蓄のきく食料は何かを考えて備えたい。 2位は「医薬品」。ある程度の医薬品は避難所にもあるだろうが、十分な量や種類があるとはかぎらない。病院で処方を受けている常用薬や、日常的に使用している頭痛薬などの市販薬はぜひ用意しておきたい。 そして1位は「衛生用品(ウエットティッシュ、手指消毒液など)」だった。これらは普段の生活でも、頻繁に使用する人は多い。水の利用に制限が出てきそうな避難所では、なおさら必要になるだろう。消耗も早い。たくさん備えておきたい。