メンバー発表間近! 今こそ日本代表に呼ぶべき選手(6)遠藤航の後継者に!? 世代別代表で圧巻のMF
ワールドカップ・アジア最終予選、中国代表戦(9月5日)とバーレーン代表戦(同10日)に臨む日本代表メンバーが今月29日に発表される。招集メンバーは森保ジャパンの常連組が中心になるだろうが、“非常連組”でも確かな実力を持つ選手たちも多く存在する。今回は、今こそ日本代表に呼ぶべき選手をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
MF:藤田譲瑠チマ(ふじた・じょえる・チマ) 生年月日:2002年2月16日 所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー) 24/25リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト U-23日本代表の偉大なキャプテンがA代表でも主役となる日が、いよいよ近付いているのかもしれない。 藤田譲瑠チマは、抜群のキャプテンシーで大岩ジャパンをまとめ上げてきた。プレーの質も非常に高く、攻撃面では中盤の底から差し込む鋭い縦パスでスイッチを入れ、守備面ではうまく腰を使いながら相手の懐に潜り込み、ファウルなしでボールを奪いきる。ピッチにいる時といない時とではチームの様相がガラリと変わってしまうほどの影響力を、藤田は発揮してきた。 日本代表では、キャプテンを務める遠藤航が中盤の底で絶大な存在感を示し続けてきた。ただ、遠藤が必要不可欠な選手となればなるほど、チームは“遠藤依存症”に陥るリスクを抱えることになる。ワールドカップ・アジア最終予選は今年9月~来年6月までの長丁場。リバプールで過密日程をこなすことを踏まえれば、いくら怪我に強い遠藤であってもアジア最終予選の全試合に出場できる保証はない。 藤田には、未来の日本代表を背負って立つだけの資質が備わっている。プレッシャーのかかる場面で藤田に出場機会を与え、信頼して重要な役割を担わせる勇気が今こそ必要なのではないか。今回のアジア最終予選は、“遠藤以後”のチーム作りを念頭に置いた第一歩を踏み出すきっかけとなるかもしれない。
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