古くて新しい「古町」を提言『リノベーションスクール@新潟市』市民×プロで考える空き店舗の“未来”
新潟放送
古町での事業やまちづくりに関心がある若者が「まちのリノベーション」について考える講習会が開かれ、空き店舗の活用方法を考えました。 【写真を見る】古くて新しい「古町」を提言『リノベーションスクール@新潟市』市民×プロで考える空き店舗の“未来” 新潟市中心部の商店街・古町の未来を描く一歩になったのでしょうか? 24日までの3日にわたり初めて開催された『リノベーションスクール@新潟市』。 空き家や空き店舗を活用し、地域の課題を解決する『街づくりの担い手』を育成する講座で、平均年齢30代の20人が受講生として集まり、まちづくりの専門家を講師に招いて開催されました。 【まちづくりの専門家 ユニットマイスター 末永三樹さん】 「古町が分からないからこそ、見える魅力があると思って、仲間の皆さん チームの皆さんと、濃い3日間を過ごした」 受講生は3つのチームに分かれ、古町にある空き店舗の活用方法を検討。 まずは、現地調査とヒアリングからはじめました。 Cチームが検討するのは、古町通6番町にあった文房具店・横場精良堂の空き店舗。 オーナーの息子である本間聡さんを囲んで、悩みを聞きました。 【オーナー代理 本間聡さん】 「高齢化が進み、古町のお店もなくなる。主体的に店舗を運営する人が減っている…」 古町を、そして元文房具店をよみがらせるプランとは? 24日に行われた公開プレゼンには、本間さんの姿もありました。 Cチームのプラン『古町プライドプロジェクト』は、6番町商店街を、買い物を通じて出会いとつながりの場である「歓商場」に生まれ変わらせる案でした。 【まちづくりの専門家 スクールマスター 青木純さん】 「このユニットの素晴らしさは“商店街”から逃げなかったこと」 「商いされている皆さんは、逃げたくないけど逃げたくなる瞬間を散々迎えている。“本当に苦しい”という声を拾って来たので、新事業をやってほしい」 他の2チームからもそれぞれ、元理容店を新潟米のおかゆ店に、元家電小売り店を社員食堂を兼ねたシェアキッチンに、と活用するプランが提案され、費用と事業計画が示されました。
【Cチーム発表者 廣川萌さん】 「3日間で何かが大きく変わることは、当たり前ですけど、ないと思う」 「3日間で一歩でも、古町が新しい担い手を受け入れる方向に向かっているのではないか…」 これら3つのプランは、今後それぞれオーナーの承諾が得られれば、実現に向けて動き出すということです。
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