【オリックス】岸田監督、新主将の頓宮裕真に打点王指令「たくさん挙げてくれたらいい」
オリックス・岸田護監督(43)が30日、新主将の頓宮に打点王を指令した。当初は主将制を予定していなかったが、「本人たちがすごくやる気になって『やりたい』と言ってくれた」と、その心意気を買って6年ぶりに復活を決めた指揮官。リーダーを託すのにふさわしい打撃も期待した。 「チャンスのところで(走者を)かえしてくれる打者であってほしい。打点もね、たくさん挙げてくれたらいいと思う」。打率1割9分7厘、30打点に沈んだ今季は過去のこと。岸田監督は頓宮の巻き返しを思い描いた。首位打者に輝いた昨年の49打点が自己最多。通算の得点圏打率は2割2分6厘と低めで、勝負強さを身につけることが何よりの近道だ。 頓宮自身もすでにソフトバンク・山川と合同練習を終え、来年1月は宮古島で森の自主トレに初参加。圧倒的な練習量で知られる2人の大砲から吸収しようと必死だ。実績組の復活がV奪回には欠かせない。(長田 亨)
報知新聞社