空のF1レッドブル・エアレースが6月千葉で3年連続開催。テーマ曲はGLAY
空のF1と呼ばれる三次元レースの「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ」の第3戦が6月3日、4日に千葉県千葉市美浜区の幕張海浜公園の特設コースで開催されることが26日、都内で千葉市の熊谷俊人市長、浦安市の石井一郎副市長、日本人で唯一の参加パイロットである室屋義秀氏(43)が出席して発表された。千葉での開催は、3年連続3回目。6月3日が予選、4日が決勝で昨年は、約9万人の観客がつめかけるなどして認知度が高まっている。 昨年、母国の千葉大会で、シリーズ参戦5シーズン目にして初優勝を飾った室屋氏は、「千葉での大声援がパワーになった。心が折れそうになっても、頑張ろう、と後押しになった。千葉での連覇に注目が集まると思うが、今年の目標は総合優勝。8戦中2戦以上に優勝することが必要だが、千葉がすべてではない。1位にこだわり続けるのではなく、6戦はファイナルに残りコンスタントに結果を残すことが重要で、チームにはそのポテンシャルができている」と抱負を語った。 また千葉大会のアンバサダーにカリスマ人気バンドの「GLAY」が就任。大会テーマソングとして新曲「XYZ(エックスワイジー)」が書き下ろされた。TERU氏は、「コンマ1秒を争う空のF1レース。操縦席に乗っているかのような感覚をこの曲で表現できたと思います」とのコメントを寄せた。 TERU氏は昨年の千葉大会の初日の予選の観戦に訪れ、運悪く天候不良で中止となりレース観戦はできなかったが、「その場にいれたことでレッドブル・エアレースの盛り上がりと楽しさを体感することができました。バックステージは、始まりに胸が躍り大会を今か今かと待ち望む一人一人の鼓動が聞こえてきそうなほどの緊張感」を感じたという。 アルバム製作中だったが、一時中断して、レッドブル・エアレース用の楽曲を製作し始め、「数ある候補曲の中からぴったりの楽曲をレッドブル・エアレースに並々ならぬ思いのある僕が選曲させていただきました」。なお、新テーマソング「XYZ」は、3月1日からオンエアされる大会CMで流される。 全世界で2月から10月まで計8大会が予定されているレッドブル・エアレースは、2月10、11日のアブダビ大会(UAE)から開幕する。