清野菜名、月9初主演「とても光栄」 来年1月フジ系ドラマ『119 エマージェンシーコール』
女優の清野菜名が来年1月期のフジテレビ系連続ドラマ「119(イチイチキュー)エマージェンシーコール」(月曜午後9時)に主演することが18日、分かった。清野にとって、30歳にして初のゴールデン帯ドラマ主演で、月9枠初主演となる。作品は完全オリジナルストーリーで、消防局の通信指令センターを舞台に、清野は一本の電話で命をつなぐ新人の指令管制員(ディスパッチャー)役を演じる。 「婚姻届に判を捺しただけですが」(21年/TBS系)「日曜の夜ぐらいは…」(23年/テレビ朝日系)、映画「キングダム」シリーズ(22~24年/東宝)など、幅広いジャンルの作品で存在感を見せる実力派の清野が満を持して月9に降臨する。フジテレビ制作ドラマへ出演するのは深夜ドラマ「おわらないものがたり」(14年)以来およそ10年ぶり2作目となる。 「素直にうれしかったです! 実は20代前半のころに月9のオーディションを受けたりもしていまして。なかなかかなわなかった夢がようやくかない、とても光栄に思っています」と清野は喜びをかみしめた。 清野が演じる横浜市消防局・司令課3係の指令管制員・粕原雪(かすはら・ゆき)は、銀行勤務を辞め、あるきっかけで消防士の採用試験を受け合格。2年間の現場勤務を経て司令課への異動を志願した。119番通報を受け、一秒でも早く必要な部隊を現場に到着させるのが最重要ミッションだ。 雪は一度聴いた音や声を忘れない特技を持つ一方、こうと決めたことは周りに合わせて変えないタイプのため、しばし周囲を振り回してしまうことも。困難な状況にチームとして立ち向かう中で、隊員それぞれが抱える葛藤や問題を乗り越えていく群像劇となっている。 限りなくリアリティーを追求するため、横浜市消防局の全面協力の下、大型のマルチディスプレー、LIVE映像通信システムを備えた最新の消防司令センターをセットで完全再現した。脚本は完全オリジナルで橋本夏さんが担当。演出は「救命病棟24時」シリーズや「医龍―Team Medical Dragon―」シリーズなど数々のヒット作を手がけた水田成英監督らが担当する。 清野は「この作品が決まって実際に現場で働かれている方とお話しする機会をいただいたのですが、なかにはいたずら電話があったりもして本当に困っている人に救助が回らないこともあるとうかがいました。そういった電話を減らしたいという思いも聞いて、このドラマを通して皆さんに119番の必要性をしっかりと伝えていけたらいいなと思っています」とコメントを寄せた。
中日スポーツ