元宝塚トップ女優、“終活”への想いを告白「ひとり身なので色々考えちゃいますが…」
元宝塚歌劇団宙組トップスターの凰稀かなめさんが、人気シリーズ第2弾の映画『お終活 再春!人生ラプソディ』に出演しています。 【画像】凰稀かなめさんの撮り下ろしショット他(15枚) 演じる丸山英恵は、高畑淳子さん演じる主人公・大原千賀子にシャンソンを指導し、再びの青春=“再春”のお手伝いをする音楽ライブプロデューサー役です。 人生100年時代、人生を謳歌するための新しい“お終活”を提唱し、“再春”がテーマの本作では、これからも続いていく自分の人生を楽しく豊かに過ごそうと奮闘する主人公の姿が描かれます。 凰稀かなめさん自身も、本作から受け取ったものが少なくないと言います。作品のこと、そして芸能活動25周年を前に現在の心境を聞きました。
主人公にシャンソンを教える役柄
――丸山英恵というキャラクターを演じてみてどうでしたか? 凰稀かなめ(以下、凰稀):英恵さんは、高畑さん演じる千賀子さんの“再春”のお手伝いをする女性です。もともと千賀子さんは彼女の母親にシャンソンを習っていたのですが、結婚後辞めていたんです。改めて人生で新しいことをやろうと思ったときに、そのことを思い出して英恵の母親に会いに来るのですが、母親は亡くなっていまして。 そこで教室を引き継いだ英恵が、千賀子さんにシャンソンを教えます。自分のコンサートにも千賀子さんを誘い、一緒に人生を楽しんで行きましょうというお手伝いをします。 ――シャンソンなど、ご自身に近い役柄でしたか? 凰稀:そうですね。ただ、長塚京三さん演じる英恵の父親との関係性(幼少期に生き別れた後に再会を果たす)は経験がないことでしたが、ただ、長塚さんとは「初めまして」だったので、そのまま長くお話をせずに撮影を始められたことで、久しぶりの父娘再会の表現の助けになったところはあったかも知れません。高畑さんとは短い期間で一気に共演させていただいたのですが、わたしにアドバイスもしてくださったので、助けていただきました。とても貴重な時間になりました。