「日本はワールドクラス」中国代表監督、日本代表のレベルに脱帽。「準備してきたが…」【W杯アジア最終予選】
サッカー日本代表は5日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第1節で中国代表と対戦し、計7得点のゴールショーを展開。7-0で惨敗を喫した中国の指揮官ブランコ・イバンコビッチ監督は、試合後に「日本はアジアでトップクラスであるだけでなく、ワールドクラス」と勝利チームを称えた。 【一覧】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 順位表 日本は前半のうちに2点を奪い、両ウイングバックに入った堂安律と三笘薫を中心に再三にわたってチャンスを作り続けた。データサイト『FotMob』によれば、日本がハーフタイムを迎えるまでに放ったシュートは「9」。対する中国はわずか「1」にとどまった。 これに対し、イバンコビッチ監督はシステムを4バックから5バックに変更し、日本の攻撃に対抗する策を講じようとした。しかしその考えが裏目に出てしまい、2シャドーの一角に入った南野拓実に2ゴールを許すと、中国は試合終了までに7失点を記録。歴史的な大敗を喫することとなった。 イバンコビッチ監督はこの結果を受け、「守備を固める意図を持って試合に臨んだが、結局大量失点を許してしまった。この試合からどのように修正し、学ぶことができるかをチームと話し合い、次戦に向けて準備をしたい」と敗戦の弁を述べた。 また、5バックへの変更については「守備が上手く行っていないことは前半の終盤に失点してしまったことから分かっており、中盤のインテンシティを高めるために人数を増やしたい考えがあった」と語っている。 直近の試合で中国は韓国代表と対戦して0-1で敗れたが、日本にこれほどの大敗を喫することを予想していたかを問われると、イバンコビッチ監督は次のように回答した。 「繰り返し述べているように日本はワールドクラスだ。非常にタフなゲームになると予想していたし、そのためにチームとして十分に準備をしてきたつもりだが、個としても高い実力を持った選手が揃っていた」 中国は早速得失点差で不利な状況を強いられており、最終予選突破に向けて厳しい船出となった。次戦は10日にホームでサウジアラビア代表と対戦する。 (取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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