英賃金上昇率、直近は4%で横ばい 25年には3%に低下=調査予測
[ロンドン 21日 ロイター] - 英国の雇用主による賃上げ率は、10月までの3カ月間で横ばいだったが、2025年には減速すると予想されている。21日に発表された調査で明らかになった。 調査では、新政府の税制や賃金に関する決定によって企業が圧力を受けていることが示された。 人事データ企業のブライトマインによると、中央値の賃上げ率は4カ月連続で4%にとどまり、23年末の6%から低下した。来年には3%に下がると予測されている。 イングランド銀行(英中央銀行)は、経済におけるインフレ圧力がどの程度かを見極めつつ、社会保障費の増加による企業への影響を注視している。 ブライトマインは、企業は従業員の期待値を適切に管理し、賃金決定について明確に伝えるべきだと提言している。 調査は8月1日から10月30日までに適用された24万人の従業員が対象となる24件の賃金改定を対象としている。