【ボート】馬場貴也が3コースまくり差しで連覇達成 通算5回目のSG制覇
「ボートレースメモリアル・SG」(1日、まるがめ) 前年覇者でもある3号艇の馬場貴也(40)=滋賀・93期・A1=が、3コースからのまくり差しで1着。昨年に続く2年連続優勝を飾った。SG通算では5回目の優勝となった。ボートレースメモリアルの連覇は、倉田栄一(引退)、瓜生正義(福岡)、毒島誠(群馬)に次ぐ、史上4人目の快挙。また、今年の獲得賞金額も1億円を突破し、賞金ランキングトップに立った。2着に1号艇の平本真之、3着には桐生順平が入った。 【写真】同支部の遠藤エミから祝福される馬場貴也 持ち味の旋回力を遺憾なく発揮して偉業を達成した。史上4人目となるメモリアル連覇を飾った馬場は「まさかです。本当にびっくりしました」とレース後は自身も驚いたVだったが、「今節は準優の6号艇が全てでしたね。あの1着で勝負できる位置にこられたので」と6コースから突き抜けた準優勝戦9RをVの要因の一つだと振り返った。 連覇が懸かるシリーズだったが、予選ラストで勝負駆けに成功して、16位で何とかクリア。そして準優を突破し、最後はVまでつかみ取った。「今年は調子が悪くて苦しかったけど、何とか準優に乗れてツイていた。流れが良かったですね」と見えない流れも味方に引き寄せた形のVだった。 この優勝で優勝賞金4200万円を獲得し、賞金ランキングは一気にトップまで浮上した。「きょうだけは喜んで、明日からはまた気持ちを切り替えてやっていきたい」と気持ちを引き締める。今後は次節の地元でのG1・びわこ大賞(12~17日)を含め、SG、記念戦線が続く。「これ以上ない流れで地元のG1戦に向かえる。気持ちを入れ直してグランプリへ向けて頑張って行きたい」。苦しみ抜きながらもつかんだ栄光を契機に年末の大舞台で輝くためにここからも突っ走っていく。