アメリカ各地で「謎のドローン」が話題に…分断されたアメリカに癒しをもたらした?(海外)
ドローンの話題に参加する
ニューヨーク市の外にある私の住む小さな町では、地元のフェイスブックグループがドローンの目撃情報で賑わっていた。何週間もニュージャージー州での話を聞いていた人々は、ようやく自分たちもその話題に参加できることに興奮していた。 コネチカット州では、ドローンの目撃情報を議論するためにニュージャージー州のグループよりずっと小さいなグループが派生して作られた。最近の投稿「ノーウォークではまだ目撃情報なし」は、その雰囲気を示している。ほら、みんながこの楽しみに参加したいのだ。 何か大きな出来事が起こる直前に、愚かなパニックがヘッドラインを飾ることがある。2001年の夏には、サメの攻撃が相次ぎ、「サメの夏(Summer of the Shark)」と呼ばれるような一連の事件がニュース席巻した。さらに2016年のドナルド・トランプ(Donald Trump)が初めて大統領に選ばれる直前の夏にはピエロの目撃情報が広がっている。 おそらく何年か後には、私たちはこれを「ドローンに集中していた面白い時期」として振り返ることになるだろう。あるいは「もっと早く宇宙人の脳を奪われる事態に備えるべきだった!」と思うかもしれない。 インターネット上で郊外の中年層が議論する話題は多くある。例えば、財産税、政治、スーパーマリオシリーズのキャラクターであるルイージのことなどだ。でもほんの一瞬だけ私たちはドラマ「Xファイル」の主人公フォックス・マルダー(Fox Mulder)の視点で、LARP(ライブアクションロールプレイング)に参加できたのだ。 私は、ドローンの現象や話題がもう少し長く続いてほしいと思う。
Katie Notopoulos