世界限定20台のランボルギーニは高額落札されるのか!? 新車同然の「チェンテナリオ ロードスター」にプレ値がつくのはまだ先のようです
最高出力770馬力を発生し最高時速は350キロ以上
ミッドに搭載されるエンジンは、アヴェンタドール用の6.5L V型12気筒自然吸気をベースにさらにチューニングしたもので、その最高出力は770psを発生。これはアヴェンタドールの高性能版としてこちらも限定生産されたSVと比較して20psの強化となる。 組み合わされるシングルクラッチ式の7速ISRや、電子制御多板クラッチをセンターデフに用いた4WDシステム、プッシュロッド方式のサスペンションなどもアヴェンタドールのそれに共通だが、チェンテナリオではランボルギーニ初となるリアホイール・ステアリング、すなわち後輪操舵システムが採用されたのも大きな話題だった。 スタートから300km/hまでの加速をわずか23.5秒で終了し、最高速では350km/h以上を可能にするとされたチェンテナリオ。前に触れたとおり、クーペとロードスターを合わせても40台しか存在しないこのモデルは、今回のオークションでも大きな話題となった。 ボナムスは事前に250万~300万スイスフラン(邦貨換算約4億4700万円~5億3640万円)の予想落札価格を掲げていたが、これは新車時にランボルギーニが発表した新車価格の約2倍に相当するもの。だがそれはやはりかなり強気な数字といえたのだろう。今回のオークションでは残念ながらこのチェンテナリオ ロードスターを落札する人物は現れなかった。デビューから約8年、チェンテナリオの評価はこれから、ということだろう。
山崎元裕
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