〝連れ去り未遂事件〟を受け…小中学校で防犯教室 「自分の命は自分で守るという認識を」【長野】
不審者に遭遇した時、どう対処したら良いのか…事件を受けて、県警は5日から緊急で県内の小中学校や高校を対象に防犯教室を始めました。 ■県警スクールサポーター・山田恵津子さん 「声が出なければ防犯ブザーを鳴らせばいい、逃げられないと思ったらランドセルを捨てて逃げればいい」 子どもたちは、実際の場面を想定して訓練に臨みました。不審者は有りもしない理由などを口実に近寄ってきます。 ■不審者役 「行こう、行こう!お母さん死んじゃうよ!」 (防犯ブザー鳴らす) ■小学5年生 「知らない人に(腕などを)つかまれたら、ランドセルを脱ぎ捨てるか、防犯ブザーを鳴らし、大きな声を出したい」 ■小学6年生 「ランドセルをぱっと置いて逃げられるようにしたい」 岡谷市で起きた事件では、女子児童が防犯ブザーを鳴らしたりしたことで連れ去りが未遂に終わったとみられています。 ■県警スクールサポーター・山田恵津子さん 「自分の命は自分で守るという認識を(児童の)皆さんにもっていただきたくて。防犯ブザーは音が鳴らないと何の意味もないので、音の確認を各ご家庭で定期的にやっていただきたい」 県警によりますと、県内で去年発生した、不審者が子どもに声をかけるいわゆる「声かけ事案」は361件。 そのうち、小学生の被害が半分ほどを占め、下校時間帯の発生が多いとされています。