囲み取材に応じる斎藤知事

　兵庫県の斎藤知事に対する告発文書を出した、元・西播磨県民局長の男性（60）が、死亡していたことが関係者への取材で分かりました。 　兵庫県の西播磨県民局長だった男性（60）は3月、斎藤知事が企業から贈り物を受け取ったり、職員にパワハラをしたりしていたなどとする文書を作成し、報道機関などに配りました。 　兵庫県は内部調査の結果、文書の内容が「誹謗中傷」だとして、5月に男性を停職3ヵ月の懲戒処分としましたが、県議会から強い調査権限を持つ百条委員会の設置を求める声が強まり、先月13日、賛成多数で可決されました。 　斎藤知事は先月20日の会見で、告発文書の内容を否定した上で、職員への接し方について「反省して改めていく」との考えを示していました。 　来週19日には3回目の百条委員会が開かれ、男性が証人として出頭予定でした。 　元県民局長だった男性の死亡を受け、8日午後5時から斎藤元彦兵庫県知事が報道陣の囲み取材に応じました。 （斎藤元彦知事） 「私が知ったのは7日の夜です。ショックを受けています。心からお悔やみを申し上げたいと思います」 「百条委員会に証人として出頭されるということですから心理的負担はあったと思います」 「職員のみなさんに感謝と、信頼関係を構築しながら、いい職場づくりに取り組んでいくことが私の大きな責任だと考えています」