勝負どころでどうもパッとしない、その原因を考える22歳の競輪選手「見透かされている」
小倉競輪場のナイター「九州スポーツ杯(F1)」は18日に初日を迎える。S級予選を走る後藤大輝(22歳・福岡=121期)に話を聞いた。 直前の福井は腰痛で欠場。久留米から中18日での参戦となった後藤大輝は「配分が詰まっていて走り続けた結果、腰痛が出てきた。本当にひどくなる前に欠場しておこう、ということで前回は欠場しました」と説明。腰痛の方は悪化する前に休んで調整したため、今回は練習ができたという。 最近は予選を無難にクリアしているが、勝負どころの準決ではどうもパッとしない成績で敗退を続けている。 その理由を尋ねられると「理由はそれなりにあるとは思いますけど、その中でも自分の走りが周りの人達に見透かされているのが原因ではないかと思っています。どちらかと言えば自分は突っ張って逃げる先行屋と思われているから、相手はそれを逆手にとって走ってくる。それで中々、自分のレースができないといったことになっているんだと思う。だからこれからは捲りに構えるとか、色々な駆け引きをしていきたいと思っています」とキッパリ。 今後は戦法に幅を持たせていきたいと語った後藤大輝。今節はそれを意識して走ると言っていただけに、その動きには注目してみたい。(アオケイ・真島記者)
