【陸上】ロンドン世界陸上800m銅のベットが26歳の若さで死去 16年U20世界選手権で金
10月7日、17年ロンドン世界選手権男子800m銅メダルのキピエゴン・ベット(ケニア)が病死したと、ケニア陸連関係者が発表した。26歳だった。 【動画】2017年世界選手権800mのレースをチェック ベットは16歳頃から本格的に陸上を始めると、15年U18世界選手権で1分45秒86で銀メダルを獲得し、早くから頭角を現す。翌16年には1分44秒95の好タイムでU20世界選手権も制した。 19歳で出場したロンドン世界選手権では、一時トップに立つ果敢な走りを見せたが、P.-A.ボス(フランス)、A.クシュチョト(ポーランド)にかわされて3位。ダイヤモンドリーグ上海大会でも優勝するなど、将来を嘱望されていた。 しかし、2018年にドーピング検査でEPOの使用が見つかったことで4年間の資格停止処分を受け、以降は試合には出場していなかった。 関係者の話しによると、ベットは1ヵ月前から内臓疾患により体調を崩して入退院を繰り返しており、6日の午前中に他界したという。
月陸編集部