柳田悠岐、和田毅との思い出は尽きず「(何度も)泣きそうになった」元ソフトバンクの福田秀平、古巣との2軍戦での感謝明かす
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク13―2くふうハヤテ(22日、タマスタ筑後) 元ソフトバンクで、今季限りでの現役引退を発表しているくふうハヤテの福田秀平外野手(35)が、古巣の2軍本拠地での3連戦を終えた。ファンからの歓声、かつての同僚との再会など、思い出に刻まれた時間に対する心境を聞いた。(浜口妙華) ■試合後、両チームの選手から胴上げされる福田【動画】 ―今の気持ち。 「ここまでできると思っていなかった。周りの支えのおかげ。感謝しかない」 ―20、21日はチームメートだった柳田悠岐選手と同じグラウンドでプレー。試合前はどんな会話を。 「たわいもない話とかをした。けがはどう、とか」 ―20日は、福田さんのソフトバンク時代の登場曲を柳田選手が自分の打席に入る時にかけた。 「さすがに僕もうるっときた。21、22日の試合は僕の打席で(音楽をかけて)かけていただいて、また泣きそうになった。和田(毅)さんとも対戦し、泣きそうになった」 ―和田投手との対戦は全球真っすぐ勝負で、空振り三振だった。 「感謝しかない。試合後、すぐに和田さんからLINE(ライン)が来て『1番の球を投げられた』とおっしゃっていた。僕が言うのもおこがましいけど『まだまだ、できると思います。頑張ってください』という話をした」 ―引退までもう少しあるが、ソフトバンクに入団してここまで振り返って 「僕は有名な選手ではなかったので、プロの世界に入れるなんて思ってもいなかった。奇跡的に指名していただいて、松中さん、小久保さん、川崎さん、レジェンドの方たちのプレーを見て、絶対無理だと思ったのが18歳の時だった。それから、コーチや先輩に必死にしがみついて、なんとか来られたのかなという思い。きっと支えがなければここまで来られなかった」 ―今季ももう少し。同い年でもある柳田選手に声をかけるとしたら。 「けがだけは気を付けて、と。僕もたくさんけがをしたきた。でも、周りの支えがあって野球ができることをかみしめる、いい機会になったと思う。CS(クライマックスシリーズ)、日本シリーズもあるし、来年、再来年もあると思うので、けがだけは気を付けて長くプレーしてほしい。ただただ、1人のファンとして思う」 【#OTTOホークス情報】 【▼オススメ記事は下記関連リンクから▼】 「(移動まで)時間がないので早く終わりたい」(小久保監督一問一答完全版)
西日本新聞社