張本智和 世界5位の中国選手を撃破!勝利のダンスも披露 妹・美和とともに8強入り
卓球の世界ランキング上位選手で争うWTTファイナルズが20日、福岡県北九州市立総合体育館で開幕。男子シングルスで世界ランキング7位の張本智和(21=智和企画)が同5位の梁靖崑(28=中国)と対戦。3-1で下し、準々決勝進出を決めた。 難敵撃破の勝因を聞かれた張本は「一番は地元日本でプレーできてるのが勝因だと思います」とうなずいた。「内容どうこうより、この会場でプレーできたことだけで勝てた理由に十分かなと思います」と語ると、会場からは大きな拍手が送られた。 試合後はダンスを披露する場面もあった。「BLACKPINK」のロゼとブルーノ・マーズがコラボした「Apt.」だったことを明かし、「ハマっちゃったんで、今日勝ったら、これやろうと決めてました」と笑った。 第1ゲームは出だしから5連続でポイントを許した。しかし、7-7で追いつくと、5連続ポイントで先取した。 第2ゲームは5-5から4連続ポイントで抜け出すと、最後は強烈なフォアハンドを決めきった。第3ゲームは終盤まで接戦。9ー9から最後は連続失点で、このゲームを落とした。 嫌な流れを切りたい第4ゲーム。4ー0と大きくリードを奪ったが、猛追を受け6-6に並ばれた。デュースにもつれ込み、マッチポイントを握ると、一気に決めた。 パリ五輪では個人、団体ともにメダルを逃した張本。10月のアジア選手権で男子シングルス50年ぶりの金メダルを手にしている。妹・美和も韓国選手を3-1で下しており、兄妹での8強入りとなった。