マクドナルドの資料写真［Ｐｉｘａｂａｙ］

世界的なハンバーガーチェーンのマクドナルドで大腸菌が検出され１人が死亡し１０人が入院したとＣＮＮなどが２２日に報じた。 メディアによると、米疾病管理予防センター（ＣＤＣ）はこの日、マクドナルドのクォーターパウンダーバーガーから大腸菌が検出され高齢者１人が死亡し１０人が入院したと明らかにした。 ＣＤＣは「１０州で少なくとも４９人の患者が発生した。患者の大部分はコロラドやネブラスカ出身。彼らはほとんどがマクドナルドのクォーターパウンダーバーガーを食べたと報告された」と明らかにした。 続けて「ハンバーガーのどの材料が汚染されたのかまだわからない」としながらも、タマネギが汚染された可能性が大きいと話した。マクドナルドはＣＤＣと協力しどの材料から大腸菌が検出されたのか確認を進めており、調査が進む間は一部の州でタマネギと牛肉パティの使用を中断することにした。 大腸菌感染者は激しい腹痛、下痢、発熱、嘔吐などの症状が現れることがある。こうした症状は通常、汚染された食べ物を摂取してから３～４日後に現れる。多くの人は治療せず１週間以内に回復するが、嘔吐や下痢が２日以上続いたり３８度以上の熱が出る場合は病院で治療を受けるようＣＤＣは呼び掛けている。 一方、報道を受けマクドナルドの株価は時間外取引で９％以上下落したとフォーブスは伝えた。株価は３１４．６９ドルで引けた後、最低２８５ドルまで落ちた。