GENERATIONSの数原龍友がソロ名義KAZでアルバム! リアルと等身大を反映した『STYLE』で届けたいこと
GENERATIONSの数原龍友が12月4日にソロアルバム『STYLE』をリリースする。ソロ名義KAZでリリースする本作は、タイトルが示すように自身のスタイルを音楽で表現した作品。2024年上半期にアメリカのサンディエゴに留学し、そこでの時間、経験や体験がナチュラルに反映されている。KAZが音楽を介して届けたいものとは?
KAZは短くていい、大事な書類もこれでいけたらいいのに
ーーソロアルバム『STYLE』がリリースされました。“ソロ本格始動”となる作品であることも踏まえて、今の気持ちを教えてください。 KAZ:アルバムができて、こんなにも曲がたくさんあるのを見ると、自分でもこれだけやっていたんだなっててビックリしました。ただ、ここからソロ本格始動っていうのは周りに言われて改めて感じたことだったかもしれないです。新曲「F.L.L.~4y~」は4~5年前に歌詞を入れていた曲だったりするし、GENERATIONSのデモを集めていた時にいい曲だなと思って取ってあった楽曲だったり。一人で表現をする場所もマイペースな感じではありましたけどあったはあったし……不思議な感じです。 ーーアルバムを作ることを考え始めたのはいつぐらいのことですか? KAZ:それは1年とちょっと前ぐらいですね。 ーーその時はソロ本格始動という気持ちはなかったとして今は? KAZ:今は本格的にって思っていますね。ただ基本はグループが軸、グループありきなので、そのバランスを大事にしたいなと思っています。 ーーソロ名義が数原龍友からKAZに変わりました。“KAZ”とした理由はありますか? KAZ:それは海外での経験が理由です。 ーー2024年の上半期、アメリカのサンディエゴに留学されていたんですよね。 KAZ:3カ月間の語学留学で。学校に行くとね、みんなにKAZって呼ばれるんですよ。龍友って発音しづらいみたいで。思い返すとワールドツアーや仕事で海外に行かせていただいた時も向こうの人が呼びづらそうだった。ゆくゆくは海外でも聴いてもらえるような音楽を届けていきたいし、海外での活動を考えた時に、数原龍友ではなくてKAZなのかなって。検索もしやすいじゃないですか。自分が実際体験して経験して“KAZ“の方がよりグローバルな方に近づくのかなということで。 ーー気に入ってますか? KAZ:最初の頃は、EXILE HIROさんに「ずっと数原龍友で活動していたからKAZを名乗り始めるのは、少し照れくさいかもしれないね」って言われて、そうだなって思ったんですけど、留学先の学校でも“I am KAZ”と名乗ってきたこともあって、今はそこまで抵抗がなくてしっくりきてます。 ーーKAZになることで数原龍友から自由になれるような感覚があったりとか……? KAZ:それはないです(笑)。ただ短くていいですよね、子どものころから数原龍友って長いなって思っていたし。大事な書類とかもKAZで出せたらいいのになって思っています(笑)。 ーーアルバムの話を。アルバムは2枚組で、DISC1が新曲など新録、DISC2がこれまでに発表した楽曲を収録しました。このスタイルにした理由はありますか? KAZ:自分が好きだったんですよね、2枚組豪華盤とかデラックス盤とか。そういう好きも詰め込んだのが『STYLE』。 ーーそれに加えて、発表済みの楽曲と新曲に分けたのは思うところがあったんだろうと想像します。 KAZ:並べていたらごちゃごちゃになるなって感じて、分かりやすくしたかったんですよ。DISC2の1曲目 の「Nostalgie」はソロ最初の曲で2019年の曲、DISC1の「Second Wave」まで5年ぐらい経っているんです。どの曲も僕が歌っているんですけど、ちょっと違うよなって。今まで出したものは出したもの、新しいものは新しいもの、そうやって分かりやすくした方がいいんじゃないですかね?って話になりました。 ーー『STYLE』を制作するにあたって、どんな作品にしたいとか、どんなメッセージを届けられるような作品にしたいと考えていましたか? KAZ:自分のリアルな部分や等身大な部分、ライフスタイル、自分のスタイルが伝わる1枚になればいいなっていう願いを込めて。GENERATIONSとしての活動が長かっただけあって、イメージが定着しているようなところがあるんですよね。音楽番組に出る時は歌う人に徹しているので、バラエティとかに出演させていただく機会があると、ギャップにすごい驚かれるんですよ。自分のリアルって意外と届いてないなと思って。 ーーそういうシーン、何度か画面越しに遭遇した気がします(笑)。具体的な制作ですが、今年上半期はアメリカに行かれていました。最初から向こうでの制作も折り込み済みで渡米されて? KAZ:帰ってから大変になるのは分かっていたんですけど、留学前に仕上がっていた曲はありませんでした。アメリカで学んでいろんな経験して帰ってきてからやりたいなとも考えていたので、そういうのも逆算して日本でちょっと輪郭だけ作っていって向こうで録りましょうと話をしながら制作していました。 ーーアメリカで刺激を受けたらもう1度レコ―ディングしたくなるのは目に見えてる……かも。 KAZ:結局、帰ってきてからの制作も全然大変じゃなかったんですよね。まとめてやった方が集中力もあるし、表現の幅とかも、今までと違う感覚でできたっていうのはあります。 ーー今までと違う感覚というのは? KAZ:……それがね、言葉で説明できないんです。感覚的なもので言葉でいうのは難しいんですよ、すごく。なんていうのかな、あふれる感じ。アドレナリンが出るんです。歌っていてアドレナリンが出るようなことってあまりないんですけど、どんな引き出しが開くんだろうなとかそういうワクワクです。帰ってきて余韻に浸っている間もなく仕事が流れ込んできてその合間にレコーディング……以前だったら“今日はこの後レコーディングか、少し大変だな”っていうこともあったんですけど、それが“早くスタジオ行きたいな”になっている。
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