東大阪・俊徳道の「アジアごはんバナココ」が移転 テイクアウトにも注力
「アジアごはんバナココ」(東大阪市横沼町3、TEL 06-6224-7597)が10月22日に近鉄大阪線俊徳道駅とJR俊徳道駅近くの横沼公園向かいへ移転して1カ月がたった。(東大阪経済新聞) 【写真】ランチタイムの「レモンチキン」+Aセット 「アジア旅行が好きでアジア料理が好き」という石田純平さん、知子さん夫婦が経営する同店。2018(平成30)年10月に大阪商業大学近くにオープンし、2021年3月、俊徳道駅近くに移転した。これまで営業していた店舗は分かりにくい場所にあったため、今回、大通り沿いに空き店舗が出たタイミングで移転した。店舗面積は42平方メートル。外観は台湾風に仕上げた。店内には、一度に12~13人が利用できる小上がり席を設ける。 同店では、タイ、台湾、インドネシア、マレーシア、ベトナム、韓国など10の国・地域の料理を提供。「河内産の新鮮食材を主に使い、日本の人の口に合うようにアレンジして提供している」という。 以前はプレートメニューをメインに用意していたが「単品を希望する人もいるので、単品とセットメニューを選べるようにした」と純平さん。ランチタイムは、「ナシゴレン」(880円)、「エビのココナッツミルク炒め」(858円)、麺の種類と汁なし・汁ありを選ぶことができる「スコータイヌードル」(902円)など40種類の単品メニューをそろえ、副菜2種、サラダ、生春巻きまたは揚げ春巻きをランチに追加できるAセット(330円)など、3つのセットメニューを用意する。旬のものなどが日替わりで並ぶ「お好きなアジアのおかずを選べるごはんセット」(おかず2種=770円~)も新たにメニューに加えた。 ディナータイムは、サラダ、スープ、野菜料理、海鮮料理、肉料理、ごはん物、麺類、デザートなど、60種以上の一品料理を用意。純平さんは「ベトナムの生春巻き、マレーシア風レモンチキン、インドネシアの揚げエビのバターそぼろなどが人気。デザートは、オリジナルの『豆乳もちもち』や3種類の揚げバナナなどを用意している」と話す。 「建物には、もともとテイクアウト用の窓があったため、テイクアウトにも力を入れている」と知子さん。外がさっくりして中がもっちりしているという台湾ドーナツ(270円)は「注文を受けてから揚げるのでアツアツのものを渡すことができる。向かいにある公園を利用する親子が買ってくれている」という。ドリンクもリニューアルし、台湾から取り寄せる茶葉を使う台湾茶にも力を入れる。アサイーボウル(1,100円~)は、7種類のメニューとトッピング15種類を用意する。 木曜と土曜の12時からはパンを販売する。「今月のパンの中から30~40種類を販売。ハードパンを増やし、価格を下げた」という。 移転から1カ月がたち、「常連の方や、以前来られていた方が久しぶりに来てくれたりもしている。40代~50代の女性のほか、移転してから家族連れの来店が多くなった。台湾ドーナツは、ママさんや学生さんなど、新規で買いに来られる方も多い」と知子さん。「今後、宴会やビュッフェスタイルの貸し切りパーティーなどもやっていきたい」と意欲を見せる。 営業時間は11時~21時(ランチメニューは16時まで)。日曜・月曜・祝日定休。
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