6月また“値上がり” 電気代、食品、医療費も負担増に…“定額減税”であなたの暮らしどうなる?
■相次ぐ値上がり…人気商品も
そして6月から、食品も相次いで値上がりします。外食チェーン「餃子の王将」は、6月21日から「餃子」を20円(税別)値上げすると発表。 ほかにも「ペヤングソースやきそば」「じゃがりこ」「とんがりコーン」「明治ミルクチョコレート」など、人気商品の値上げが決まっています。
■医療機関でも負担増
さらに、医療機関でも。6月から、3割負担の人で初診料が27円、再診料が12円引き上がります。賃上げを行った医療機関で、勤務医や事務職員ら(40 歳未満)の賃上げをするためだということです。
■6月スタート「4万円減税」効果は?
一方、物価高対策で新たに始まるのが「定額減税」。年間で1人あたり、所得税3万円と住民税1万円、計4万円の税負担を減らす、つまり“手取りが増える”制度がスタートします。 その効果について専門家は… みずほ証券 チーフエコノミスト 小林 俊介さん 「電力ガス料金の補助金が切れて生活コストが上がっていくが、それ(生活コスト)を上回る所得の増加が期待できる」 ただ、1年限りの制度であるため… みずほ証券 チーフエコノミスト 小林 俊介さん 「来年度以降のことを考えると、なかなか財布のひもは緩まない。消費の増加を通じて景気全体が押し上げされて、来年の賃上げにつなげる効果は、現時点では限定的に見える」 (5月30日『news zero』より)