残念すぎる…。清水エスパルス、歴代ガッカリ外国人(5)サッカーのルール知らない? 全てがめちゃくちゃ、化けの皮が剥がれた男
1993年の開幕から今年で32年目を迎えたJリーグでは、数多くの外国籍選手がプレーしてきた。活躍した選手もいる中で、期待を大きく裏切って帰っていった選手も少なくない。今回は、清水エスパルスで活躍できなかった外国籍選手を紹介する。※年齢は加入当時のもの
ジミー・フランサ(ブラジル出身) 生年月日:1984年4月15日(当時27歳) 在籍期間:2012年 J1通算成績:14試合出場/0得点 FCシェリフ・ティラスポリ時代にモルドバリーグ得点王を獲得し、年間15得点を期待できるストライカーとの触れ込みで清水エスパルスに加入した。ところが開幕してすぐに化けの皮が剥がれる。 オフサイドラインを無視した奇妙なポジショニングで、サッカーのルールを知らないのではないかと揶揄された。シュートは一向に入らず、競り合いにも弱く空中戦やポストプレーもまともにこなせない。守備もめちゃくちゃで、J1のレベルに達していないのは明らかだった。 それでも不思議と清水のファン・サポーターから愛された。「ジミーちゃん」という愛称で親しまれ、どんなに失敗しても健気に走り回る姿には惜しみない声援が注がれた。2011年8月、清水では最後の試合になった名古屋グランパス戦の終了後には盛大な「勝ちロコ」とチャントで送り出され、ジミーちゃんは涙を流した。 清水からJ2の東京ヴェルディに期限付き移籍したものの、わずか1ゴールにとどまり、2012年限りで両クラブからの退団が発表された。それでも、同じ静岡県内の宿敵・ジュビロ磐田が負けようものなら渾身の煽りを放つなど、ジミーちゃんの“オレンジ愛”はとにかく強かった。2016年にブラジルで現役を引退している。 2012年J1第21節:名古屋グランパス戦の先発メンバー ▽GK 山本海人 ▽DF 河井陽介 平岡康裕 カルフィン・ヨン・ア・ピン イ・キジェ ▽MF 杉山浩太 大前元紀 アレックス・ブロスク 石毛秀樹 高木俊幸 ▽FW ジミー・フランサ
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