【速報】奈良・三郷町の元町長 保育園の建て替え工事巡る官製談合事件 起訴内容を認める「町と縁の深い業者の育成をしたいという思いだった」大阪地裁
奈良県三郷町が発注した公共の工事の入札を巡った談合事件の裁判が始まり、元町長は起訴内容を認めました。 官製談合防止法違反の罪に問われているのは、奈良県三郷町の元町長・森宏範被告(64)です。 起訴状によりますと、森宏範被告は4年前に町が発注した保育園の建替工事に伴う仮園舎の設置に関する工事の入札前に建設業者に設計金額を教え、公正な入札を妨げた官製談合防止法違反の罪に問われています。 7日の初公判で、森被告は「町と縁の深い業者の育成をしたいという思いだった」などと起訴内容を認めました。 検察側は「被告は業者と30年以上前に知り合い中元や歳暮を受け取るなど懇意な関係だった」としたうえで、「知り合いの別の業者を下請けにするよう繰り返し要求していた」と指摘しました。