初心者マーク、高齢者運転マーク、国際シンボルマーク…“車の運転者標識(マーク)”の意味を解説
なお、初心者マークのドライバーは運転の経験が浅く、とっさの判断が必要な場面でもうまく対応できないことがあります。キャリアを重ねたドライバーは、初心者のおぼつかない運転にイライラせず、経験を積んでもらって立派なドライバーに育てていくような気持ちが大切です。高齢者運転マークにも同じことが言えますが、思いやりの心を持って接しましょう。
残りは、薄い緑の円のなかに黄色の蝶が描かれている「聴覚障がい者マーク」と、丸い青の円のなかに白い四葉のクローバーが描かれている「身体障がい者マーク」で、この2つには法的拘束力があります。幅寄せや無理な割り込みは罰則の対象となります。
ほかにも、道路交通法とは関係のないマークもあります。例えば「ドラレコ作動中」のマークを貼っていれば、あおり運転への対策になります。また、ゆっくり走る車や夜間に室内灯をつける車は、後続車のドライバーへのストレスになりがちですが、「BABY IN THE CAR」「DOG IN CAR」などのステッカーを貼っていれば車内の状態が分かるので、相手ドライバーも許容する気持ちを持てるかもしれません。 トラブルを回避するためにステッカーを貼ることは有効ですが、貼る側の心持ちには注意する必要があります。車に貼られているマークの意味を学び、それぞれが思いやりの心を持って安全運転に努めましょう。