「社会貢献ではなく、共生のための投資」 JTのサステナビリティ
■「朝日地球会議2024」オンラインセッションから 「対話でさぐる 共生の未来」をメインテーマに10月下旬に開かれた「朝日地球会議2024」のオンラインセッションの一つでは、会議を特別協賛する日本たばこ産業の向井芳昌・サステナビリティマネジメント部長が、「自然や社会との共生に向けて~JTのサステナビリティ」と題して講演した。主な内容は以下の通り。 「自然や社会との共生に向けて~JTのサステナビリティ」向井芳昌・日本たばこ産業サステナビリティマネジメント部長 JTグループでは、企業活動は社会や自然と対立した別々のものではなく、生態系を紡いでいく一部であると考え、これまでの事業を見つめ直しました。 企業は、自然や社会に対して価値を提供できなければ存続していく意味はないと考えています。 例えば、エチオピアなどでは、衛生状態の改善のため、給水設備やトイレなどの設置を進めています。 2025年までに100万人が清潔で安全な水と衛生環境にアクセスできるようになることを目指し、これまで2千万米ドル以上を費やしました。以前は社会貢献活動として寄付の形で取り組んでいましたが、最近は企業と社会の共生のための投資と考えて取り組んでいます。 他にも、葉タバコ農家の児童労働の防止▽温室効果ガスの排出削減▽包装材に使うプラスチックの削減・リサイクルの推進▽事業が生物多様性に与える影響の評価――なども進めています。 これからも引き続き、「対話」と「共生」を大切に、社会に心の豊かさを広げるために活動を続けてまいります。
朝日新聞社