セグウェイが新型電動キックボード「D-AIR D-28J2」を発売開始。特定小型原付の新モデル
現在のセグウェイはかつての姿から様変わりしている
2024年5月21日、佐藤商事株式会社はSegway-Ninebot社が発売中の電動キックボード「D-AIR」の特定小型原付版「D-28J2」の発売を開始した。 【写真】かつてのセグウェイと新製品の詳細を見る 「Segway-Ninebot」は、2001年に自社初の電動立ち乗り二輪車「セグウェイ」を発表したあのセグウェイ社が2015年に中国Xiaomi傘下のモビリティメーカーNinebot社に買収されて誕生したブランドだ。 一世を風靡した、いわゆる立ち乗り型セグウェイは残念ながらすでに生産を終了しており、現在は電動キックボードを主に販売している。 今回登場する新型電動キックボードは、従来からある第一種原動機付自転車区分モデル「D-AIR」の派生車種として設定されているので、基本スペックの大部分は派生元となった「D-AIR」から引き継がれている。 タイヤは表面に滑り止め加工がなされた10インチの高弾力タイプを採用し、スリップしにくく路面の衝撃を緩和する設計で、モーターは定格300Wとハイパワーではないが、3000時間耐久仕様であるため、1日1時間乗車した場合でも8年間利用できる超寿命を誇るという。 走行モードは、スポーツモードの19km/h、スタンダードモードの15km/h、エコモードの10km/hと3種類あるが、特例特定小型原付(歩道走行モード)には対応しておらず、歩道走行ができない点には注意してほしい。 そのほか、7650mAhのバッテリーを搭載して航続距離は28km、登坂角度8.5度(15%)と特定小型原付区分の電動キックボードとしては平均的な性能を有している。 また、専用アプリと接続することで走行データや航続可能距離、走行ルートの軌跡や車体ファームウェアのアップデートを行うことが可能で、一時的に車体をロックする機能も備わっているため、ソフトウェアも含めた総合的な使い勝手に優れたモデルといえそうだ。 なお、従来からある第一種原付の「D-AIR」も、クラスチェンジ作業(有償作業)を行うことで特定小型原付「D-28J2」に車両区分変更することが可能になるとのことだ。 【主要諸元 Segway-Ninebot D-AIR D-28J2】 全長×全幅×全高:1138×515×1459mm (折りたたみ時):1217×515×484mm 重量:17.3kg 耐荷重:120kg ブレーキ:前後ドラムブレーキ 歩道走行モード対応:なし バッテリー:リチウムイオン(36V・7.65Ah) モーター:300W 航続距離:28km 充電時間:5時間 タイヤサイズ:10インチ 防水性能:IPX5 本体価格:オープン価格 (ビックカメラ価格:13万7500円)