アストロズ・菊池雄星（AP）

　米データサイト「ベースボールプロスペクタス」がワイルドカードでのタイガース対アストロズのシリーズについて、アストロズが2連勝すると予測している。 【イラスト】プレーオフ進出全12チームが決定！ポストシーズンの組み合わせ 　理由は左腕の先発投手がタイガースを抑えるからだ。現時点でアストロズの先発投手は第1戦の左腕フラムバー・バルデスしか発表されていないが、第2戦は菊池雄星が起用されると見る。 　タイガースはもともとチーム出塁率は.299で、MLBの中で2番目に悪く、しかも攻撃陣は左打者のケリー・カーペンターとライリー・グリーンの2人に頼っている。だから左の先発投手は攻略しにくい。 　バルデスはMLB最高のゴロ率（59.8％）を誇るが、菊池はブルージェイズからの移籍後スライダーの使用頻度を3倍にし、31.8％の奪三振率を記録した。右投手のハンター・ブラウンは直近の9試合で打者を打率.194に抑え、ロネル・ブランコは1試合あたりの被安打率が6.1でリーグトップ。2人のうちの1人はロングリリーフに回る。 　短期シリーズでは何が起こるか分からないが、第1戦、タイガースがサイ・ヤング賞候補のタリク・スクバルで勝てなければ、シリーズを勝ちあがるのはほぼ不可能。 　タイガースはトレードデッドラインでジャック・フラーティをドジャースにトレードしたことを後悔するだろう。2試合目に先発予定はリース・オルソンで、アストロズのローテーションにいたとしたら5番手というレベルだ。そして第3戦があったとしたらブルペンゲームで挑むことになり、前田健太も起用されるかもしれない。