渡辺明九段に紫綬褒章 将棋界から16人目も40歳6カ月は最年少「率直に驚いている」
政府は、2024年秋の褒章受章者を2日付で発表した。受章者は786人と26団体。紫綬褒章は将棋界から渡辺明九段(40)への授与が決まった。 2000年に史上4人目の中学生棋士(プロ)となり、04年に初タイトルの竜王を奪取。以降、王将5期など計31期のタイトル歴を誇る。将棋界から16人目の褒章受章者となるが、40歳6カ月は最年少。渡辺は会見で「受章した方々は知っていたが、自分はその年齢ではなく、率直に驚いている。最近、将棋を取り上げていただく機会が多く、そのいい波に乗せていただいた結果かなと思う」と話した。 スポーツ界からは阿部一二三(27)、北口榛花(26)、岡慎之助(21)、小田凱人(18)らパリ五輪・パラリンピックの金メダリスト54人も選ばれた。