ルメールのミニマルな最新コレクション、注目のコート6スタイルをピックアップ【2024年秋冬コレクション】
ルメールはこれまで、ミニマルファッション一筋で30年以上を歩んできた。ブランドを率いるクリストフ・ルメールとサラ=リン・トランによって鮮やかに再考されたワードローブの定番アイテムの数々は、毎シーズンのコレクションごとにその控えめな美学に磨きがかけられている。パリ・ファッションウィークで発表された2024-25年秋冬コレクションでも、ルメールを人気ブランドへと押し上げたその方向性に揺るぎはなかった。 【写真を見る】ルメール最新コレクション全ルックをチェック! 1990年のブランド創立後初めて、ルメールはパリのマレ地区にあるヴォージュ広場に構える自社ブティックでショーを開催した。会場の入り口では、目利きが集うオーディエンスにお酒やココアが振る舞われた。階段を囲うように設えられたランウェイで披露されたのは、ノイジーになりがちな最新トレンドに真っ向から反する、ほっと一息つくようなコレクションだった。 再解釈されたベーシックアイテムからなる控えめなコレクションには、ワイドでストレートなアンクル丈のパンツや、ゆったりとしたシャツ、長めのウールカーディガン、パーカーコートやトレンチコートに合わせたオーバーシャツなどが含まれた。カラーパレットはブラウンやオフホワイト、カーキ、ブラックなど、あくまでもニュートラル。ハイライトとなったのは、多種多様に展開されたアウターウェ アだった。数種類お目見えしたコートのなかから、次の冬に手に入れたいシンプルかつエレガントなアイテムを紹介する。