県リーグでは過去2年で計70発。帝京大可児のゴールマシン加藤隆成の気概「どんな時も、相手がどこであろうと決めきるのが僕の役割」
全国二桁、得点王、ベスト8以上へ
もちろん、それだけシュートを打てるということは、前への凄まじい推進力と積極性があり、それ自体が相手にとって大きな脅威となっていることは間違いない。だが、加藤はやはりゴールへの強いこだわりと、帝京大可児を中学時代から6年間も牽引し、中学から高校にかけてずっと10番を背負ってきたエースとしての強い自覚がある。 「帝京長岡の安野匠(ベガルタ仙台内定)など、同級生にプロに進むストライカーがいるなかで、僕は大学に進みます。高卒プロになれなかったのは、僕には足りないところがあるから。個人的には流れに乗ったなかで最後を決めきることができても、流れが悪い時に自分で流れを作り出して決めることが、まだ足りないと思っているので、残りの高校サッカーと大学でそこができる選手になりたいと思っています」 野心家であり、努力家でもある加藤はまだまだ伸びる余地をたくさん持ち合わせている。まずはチームをプリンスリーグ東海に戻すことと、全国大会で通算二桁ゴールのみならず、大会得点王とチームとして初のベスト8以上の成績も視野に入れて、高校最後の2か月でチームの歴史に名を深く刻むべく準備を始めている。 取材・文●安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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