“わずか3円しか差し押さえられない事態に”検察側が指摘 『約2600万円の資産を隠した』罪…庁舎に入居のホテル経営者らが起訴内容を認める
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資産隠しの罪の問われた大阪府咲洲庁舎のホテル経営者らが、初公判で起訴内容を認めました。 起訴状によりますと、大阪府咲洲庁舎に入居していた「さきしまコスモタワーホテル」の実質的な経営者・誉田喜博被告(62)と運営会社の社長・小寺孝明被告(65)は去年、強制執行による資産の差し押さえを逃れるため、会社の口座から別の会社の口座に移すなどして計約2600万円の資産を隠した罪に問われています。 ホテルをめぐっては、府への賃料の未払いが続き、府が賠償や明け渡しを求め提訴。判決が確定し10月末に明け渡されましたが、賠償額の合計は40億円以上となっています。 11月5日の初公判で、2人はいずれも起訴内容を認めました。検察側は冒頭陳述で“犯行によって府は強制執行でわずか3円しか差し押さえられない事態になった”などと指摘しました。
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